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2018.05.30カメラマンの話

若者たちのダンスにかける想い〜part1〜

5月18・19日に大阪オーバルシアターにて開催されました、「no art on」。

広報担当がSNSでもいくつか写真や動画を公開していたようですが、

みなさまご覧いただけましたでしょうか?

 

 

じつは、今回の公演に携わっていたアーティストの方々数名と

裏方で支えていらっしゃったスタッフさんに、ダンスに携わり始めたきっかけ等、

簡単にインタビューをさせていただいたので、2回に分けて公開していきます!

 

 

 

 

 

まずは、京都での練習にも参加させていただきました、

池上たっくん(以下、)、米澤百奈さん(以下、)、柿澤成直(以下、)さん

3名のインタビューです。

 

 

______コンテンポラリーダンスを始めたきっかけは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

)私は出身が神戸で、母が宝塚の世話役とカメラマンをしてて、家にずっと宝塚が流れてたので、宝塚を目指すためバレエから始めたんですね。ただ、宝塚の世界ってすごい厳しくて、歌とか芝居を学ばないといけないことが多くて挫折してしまったんですけど(笑)

その頃は、あまり人としゃべったりするのが得意じゃなかったこともあって、踊りだけを黙々とやってたんですけど、1回中学校くらいでダンスをやめてしまって、それで高校も行きたくないなぁと思ってたんですが、ここしかいかれへん!って言われた学校にダンス部があって。

そこが創作ダンスがすごい強い学校だったので、元々ダンスをやっていたので声をかけられました。

こういう自分たちで振り付けを作ったりするようなスタイルはそこで学んで、そのままずっと続けてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

)僕は、物心着く前から空手をやってたのですが、その空手の道場が潰れてしまい、何をしようかなぁってなってたときに、シンプルに体を動かすことが好きだったのと、自分の高校がすごくダンスで有名な高校だったので、その厳しい場に身を置いきたいなとそこのダンス部に入ったのがきっかけです。
空手もダンスも魅せるという部分で近いものを感じていたので興味を持ったという感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

)僕は大学で和太鼓を始めたんですが、うちの大学の入学式に毎年和太鼓の演奏で祝奏というのがあるんですが、その音を聞いた時に、音の一つ一つが体の心臓の部分に全部こう響き渡ってくる、ぞくぞくってする感じがすごく素晴らしくて。一打だけでそこにいる人たちに、音の振動と感動を一緒に広げられるのがすごく素敵だなと思って、和太鼓を始めました。
そのサークルで4年間続けたのでこのまま卒業後もちょっとやっていこうと続けています。

 

 

_______コンテンポラリーダンスとは?
)コンテンポラリーダンスとは…。まあ僕が今思ってる、「コンテンポラリーダンスとは」自体も常に変わるんだろうなと思いつつ…(笑)いま僕が思ってるのは、高校の創作ダンスから始まって、今コンテンポラリーっていう、まあ表現するダンスっていうのに、行き着いているんですけど、僕自身が表現して踊るっていうことを始めた時にすごい感受性豊かになったのを感じて。人間本来、嬉しかったら喜ぶし、悲しかったら泣くし。
でもその本能的なことはやっていかないとどんどん欠けていったり、人として離れていくと思うんです。

だから今、自分が表現しているのをみんなに共有したい。

この表現している姿を魅せ続けないと、人は人じゃなくなるんじゃないかという感覚で自分の中の使命のような感じで表現し続けています。
僕は結構そういう人間本来の直接的な人と身体みたいなのを題材に踊ってることが多いですね。

 

) 私もちょっとぼんやりした表現になるんですけど、私はダンスをやってる人とか、振付家の数だけ、やり方も見せ方のスタイルがあると思うんです。その人一人一人の、見せ方というか自分なりの言語みたいなのがあって、それが、時代だったり、その時に踊る人でたぶん変わってくるんで、だから曖昧だし、定義がしづらい…。
バレエの世界ってすごく厳しくって、お金の事だったり、先生との相性だったり、バレエ団としてのポジション・ランク・位置づけみたいなものもあったりして。どんなに練習しても、一瞬の出番みたいなときもあるし、決まった演目を踊ってるから、決まった配役にしかならないし…もうあらかじめ歴史があるものって色々すでに決まってるので、それだったらいっそ自分の踊りたいもの自分で作ればいいやんと思って。でもそこから外れても自分の身体にバレエの基礎が染みついてしまってる分、すごい不自由って思う時がありますね…。昔ながらの型が自分を不自由にするっていうか、経験がすごい自分をせばめているっていうか…。

これは最近の一番の課題ですね。

 

 

_______和太鼓奏者とダンスのコラボについて
)僕としても、ダンス作品の時はダンサーで出てたり、和太鼓の作品のときは和太鼓奏者として出てたからコラボ自体が初めてで。
)今まで音源を使って踊っている事が多かったんですが、僕自身最近すごい、”音”っていう物に興味があって。

和太鼓って聞いてると、心臓が「おー!」ってなりますよね。ダンスもきっとそうだし、”表現”っていう部分で、音も同じ共通点があるなと…お互いの”生”っていう部分を共通して作品に出来ないかなって思ったんです。

最初オファーした時には、「この作品の心臓の音をやって欲しい」とお願いしました。

この二人の距離感や心拍音など、そういう物を和太鼓の強い音で、表現できないかと今トライしてるところです。コンテだからこそね。色んな形でやっぱり結ばれて表現できるんじゃないかなーという、希望でもあり、挑戦でもありといった感じです。

 

 

_______活動して苦労する事は?

) 一緒に作り上げることを、ゼロから始めていく時になかなか厳しい環境だなってのはありますね。
振付家は作品を作り上げて、オファーしたダンサーにもギャランティ支払ったりなど、全部負担してるのというのがこの世界の現状なので、現実的に作品を作り上げるという事自体がみんな苦労してるんじゃなかと思います。
ただ、表現するっていう事自体が無くなっちゃったら、もうほんとに人終わるなって思ってるんで(笑)

苦しいけれども続けたいというか、お金だけではないって部分を大事にやっていきたいというのはあります。

 

_______今回の舞台で期待するところは?

)今回集まる振付家やダンサー、音響や照明さんも同世代で、そういう人たちが集まって作品を発表するのは自分を見つめ直すすごいいい機会だなとは思っています。学ぶというより、自分自身がどう周りに発信していけるかということに意味があるかというのはありますね。
ライバル的な良さがだったり、一緒に公演を作る仲間でもあるという刺激をもらえるのも大切だと思っています。やっぱこういう、自分も作品を出して、同じような世界でやってる人達も作品を出してきて、そこでお互い刺激し合あって、一個こう皆でぐっと高めあえるような公演にしたいなという気持ちはあります。

)若い人こそなかなか劇場を借りて公演をやる、新作発表する、みたいなそういう若手の企画ってなかなかなくて、こういうカフェみたいな所でパフォーマンスするのってすごく最近多くなってきてるんです。

ただやっぱり、劇場で見せる良さみたいなのが、あると思っているんですね。照明とか、音の効果だったり…。

そこにお客さんを呼べるかっていうのも、私達次第っていうか、どういう風に、広報していくのかっていうのもそうですし、それでどうやって来てもらえる、どういう人に見てもらえるのか、やっぱりやる人が内々やと見に来る人も内々になってしまうんです、それがどうやったら開けていくのかっていうのは、この公演で考えたい所ではあるんですね、私としては。

私が考えたい事とか、みんなが計画を通して考えたい事って、それぞれにあるので、この機会が今後の若手アーティストだったり、見に来た人が何か新しい事を思いついたりっていう機会になったらすごくいいなと思います。

 

_______ありがとうございました!

 

本番では、稽古でみていた構成とガラリと変わり、

インタビューでもみなさんおっしゃっていましたが、

ダンスの表現というもの正解がないんだなというのを生で感じ、

常に変化し続けるダンスの姿にとても興味深く感じました。

 

 

さて、次回は田村興一郎さん、清水彩加さん、澤田晴香さん、西本春香さん達のインタビューを公開させていただきます。

お楽しみに!

 

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2018.04.13カメラマンの話

想像を超えるコンテンポラリーダンスとは

初めまして。キューズプラス カメラマンの三好です。ちょくちょくブログにて名前は登場していたのですが、記事を書くのは初めてとなります。今後カメラの記事もアップしていきますので是非楽しみにしていて下さい♩

 

 

いきなりですが、皆さんコンテンポラリーダンスというジャンルのダンスをご存知でしょうか。

実は知人がこのダンスに魅了され、このダンスの良さを学生たちにも知ってほしい!ということで、2018年5月18日・19日に大阪で公演を開くことになりました。

せっかくの機会なので写真撮影をさせていただくことになったのですが、今まで目にしたことのなかったコンテンポラリーダンス想像以上興味深く面白かったので皆さんにご紹介させていただきたいと思います。

 

 

まずコンテンポラリーダンスとは何なのか。

 

1980年代から広く使われるようになった語。字義的には現代の舞踊すべてを指すが、一般には、バレエ、フラメンコ、ジャズダンスといった既成のジャンルに属さないものを指す。そこにはモダン・ダンス、バレエ、舞踏など、様々なジャンルの影響が入り交じっている。モダン・ダンスとの境界線は明確ではないが、日本では、モダン・ダンスを中心とする現代舞踊協会に所属しないアーティストたちのダンスをコンテンポラリー・ダンスと呼ぶことが多い。引用 コトバンク

 

私も実際に目にしたことがなかったのでこの記事を読んでくださっている方もそうだとは思うのですが、文章のみでは一体どんなダンスなのか謎が深まるばかり…。

 

ですので、本番の舞台を撮影する前に稽古場にお邪魔して実際にコンテンポラリーダンスとはんなダンスなのかを見学させてもらう事にしました!

実際私も目にするのは初めてなのでドキドキです。

 

お邪魔したのは京都のとある大学の和太鼓道場。

 

 

 

 

 

 

 

 

数組出演されるアーティストの中の一組、

池上たっくん 様 (ダンサー)、米澤百奈 様 (ダンサー)、柿澤成直 様 (和太鼓奏者) の稽古をのぞかせていただきました。今回はダンスと和太鼓とのコラボということで練習場所は太鼓道場。

 

 

 

 

 

 

 

 

挨拶をさせていただき、通しのダンスを見学。

普段目にする形がきまっているダンスとは異なり、感情を全身で表現した動きに圧倒

ダンサーの方はそれぞれ全く別の動きで、なめらかに体を動かすのが特徴的でした。

また今まで見てきたダンスとは違い先がまったく読めない動きをされるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

激しく踊っていると思ったら急にゆっくりとした動きになったり。

 

 

 

 

 

 

 

 

百奈さんがたっくんさんのほっぺたをはたいたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

新聞紙を破り投げたり、靴下を脱ぎ、舞うようなポーズをされたり。とにかく動きが想像を遥かに超えて自由なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンスに合わせて心臓に響いてくるかっこいい太鼓の音も印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

通し後、撮影していた動画で自分たちのダンスを確認する3人。(新聞紙で隠れていますが携帯を見てます)

 

 

実際にコンテンポラリーダンスを目にしてみて感じた事は「とにかく動きがすごい!!」

(写真では伝わりにくいので残念ですが)

伺ったところ、「コンテンポラリーダンスとはこう!」という定義づけが難しく、人形をステージ上に置いていているだけでもダンスと成立するし、動物をステージに上げてダンスをするのも有りとのことです。

通常のダンスという概念を覆される、ざっくりいうと「何でも有りのダンス」ということでした。

 

私は、ただ何でも有りとは言っても、その動き・振付には一つ一つには意味があり、それをどのように表現しても自由。そしてお客さんの感じ方も自由という芸術なのだと感じました。

 

 

 

ところで、床一面にちらばっている新聞紙、気になりませんか!?

コンテンポラリーダンスでは様々な小道具も使用するそうなのですが(伺ったところコンクリートなども使用するそうです。すごい…!)、この新聞紙が気になり稽古の合間に軽く質問させていただいたのですが、今回の作品のテーマ等も聞くことができたので、対談形式でおおくりします。

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

三好→以下「

池上たっくん→以下「

米澤百奈→以下「

 

)この作品と、新聞紙はどういった意味があるんでしょうか?

 

)この作品のきっかけとなるのが、交通機関で新聞紙を大声でひたすら読んでる人と実際に出会って、「この人はどうしてこんな大声で話しているんだろうという」そういう気持ちに駆られて、ただ変だけど、ただの変な人ではないのかなと思ったり。いろんな人に聞くと「そんな人見たことある」って。なんでか交通機関ってそんな人っているなって。じゃあなんでだろうっていうのがきっかけでこの作品を作ってみようとなりまして。

 

)そういう人に出くわした時の、微妙なその人と自分との距離感、、離れすぎてもないけど近くもない、怖いような興味深いような、、ちょっとむずがゆいような、、、

 

)あ〜〜すごくわかります。

 

)怖いような、興味深いような、深くないような、そういった人との距離感なんですけど、自分ともう一人のもの、、対人、、距離感、、空気感、、っていうものを題材にしています。笑

 

)人っていうこと自体も情報だらけだし、その人を知ろうとするとその人の情報が体に入ってくるし、新聞紙っていう物もすごいニュース的な情報がすごく詰まっていて、結局やっぱり僕たちはそういう情報の中にすごい埋もれながら生きているのかなっていうのをこの作品にしたっていう感じです。

ちょっと意識をそっちに向ければ途端に情報だらけだっていう、「実は情報だらけ」っていうのを今模索しながら作っている途中です。

 

)それで新聞紙なんですね。じゃあ作っている途中ということは今踊っていたダンスも変わるかもしれないっていうってことですか?

 

)あ、もう全然変わります。まだ作品は完成していなく、和太鼓っていうのも初挑戦なので。今本当にできている途中段階です。

 

)和太鼓とのコラボは初の試みなんですね!

 

)僕自身が作品で和太鼓と一緒にっていうのが初めてで、それもあって今作っているっていうところですね。

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆  ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

交通機関で何かを大声でひたすら読んでる人と実際に出会った時の、怖いような、興味深いような、距離感や空気感。何故か体験したことってありますよね。私はこの話を聞いた時妙に納得してしまいました。笑

そしてこういった表現しにくい感情をテーマにしてダンスに取り入れる発想自体が面白いと感じました。

 

今まさに制作途中のダンスということで、本番には全く振付が変わっている可能性もあるというのは

表現が自由なコンテンポラリーダンスならでは。

また振付の意図を聞くことでダンスの見え方や感じ方が変わり、まさに芸術的な面を持ち合わせていて奥が深いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな感情、どういった場面を表現しているのかを考えるととても面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

芝居を見ているような感覚にもなりました。

 

 

 

稽古終わりに改めてコンテンポラリーダンスについてや、公演に向けての熱い想いをお伺いさせていただいたので次回はそちらをアップさせていただこうと思います。

 

 

今回の公演はどなたも大歓迎ですが、特に大学生、高校生を主に対象とし、若手アーティストへのバトンを渡したいという想いもあるそうです。

学生の卒業アルバムを多く作っているキューズプラスにとっても是非応援させていただきたいと思いました!

 

 

今回お邪魔させていただいた池上たっくんさん達の公演はこちらになります↓↓↓

他にも沢山のアーティストが参加されるので、是非足をお運びいただき生のコンテンポラリーダンスの感動を味わっていただければと思います!

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公演日時:2018年5月18日〜19日(18日19:00開演/19日13:00開演 18:00開演)

公演場所:大阪・天王寺 オーバルシアター

     〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋2-4-45  1F

料金:学生…500円

   U30…1,000円

     一般…1,500円

 

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